阿見町は、霞ヶ浦に面した低地と、その周りに広がる台地とで、同じ町内でも地形の表情がはっきり分かれています。中古住宅や土地の売買では2020年の宅建業法改正以降、水害ハザードマップの説明が仲介業者に義務付けられており、「この土地は洪水浸水想定区域に入っているか」を知らずに契約する時代ではなくなりました。ここでは阿見町公式サイトが公開している4種類のハザードマップと、避難所・情報伝達手段を整理し、あわせて売却・空き家対策の視点も添えてご紹介します。
阿見町でハザードマップを確認しておきたい理由
台地部と低地部で表情が変わる阿見町の地形
阿見町の中央エリアや荒川本郷エリアは台地上に住宅地が広がる一方、桜川沿いや霞ヶ浦に近いエリアでは洪水浸水想定区域が設定されています。同じ町内でも「歩いて5分違うだけでリスクの前提が変わる」ことがあるため、番地レベルでハザードマップを確認する習慣が欠かせません。
中古住宅・空き家の売買では「ハザードマップの説明」が義務化されている
宅地建物取引業法施行規則の改正(令和2年8月28日施行)により、重要事項説明では水害ハザードマップ上の位置を示すことが求められるようになりました。阿見町の洪水ハザードマップもこの改正に対応した内容で作成されています。売却を考えている方も、査定の前段階でご自宅がどの区域に該当するか把握しておくと、その後の説明や交渉がスムーズになります。
阿見町公式ハザードマップは全部で4種類
阿見町では次の4種類のハザードマップが公開されています。該当する地域のみ作成されているものもあるため、まずは自宅・購入検討中の土地の住所で照らし合わせてみてください。
(1)洪水ハザードマップ|桜川・霞ケ浦の浸水想定区域
桜川と霞ケ浦について、それぞれ洪水浸水想定区域図が作成されています。浸水想定区域や浸水深のほか、避難場所や避難に関する情報も掲載されています。該当地域以外は洪水浸水想定区域の対象外です。
(2)土砂災害ハザードマップ|警戒区域と特別警戒区域
町内の土砂災害警戒区域(イエローゾーン)と土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)を確認できます。特別警戒区域内では建築物の構造規制がかかる場合があるため、土地を検討する際は早めに確認しておきたいポイントです。
(3)地震ハザードマップ|揺れやすさと建物被害の割合
町内における地震の揺れやすさと、地震で著しい被害を受ける建物の割合が示されています。いばらきデジタルマップでも地震ハザードマップ相当の情報(土砂災害警戒区域等指定箇所マップ)を確認することができます。
(4)液状化ハザードマップ|宅地の被害程度を確認する
町内における液状化の発生傾向の強さと、宅地で液状化が発生した場合の被害程度が示されています。霞ヶ浦に近い低地部では液状化のリスクを事前に把握しておくことが、住宅の基礎工法の検討にもつながります。
いばらきデジタルマップでも地図を確認できる
茨城県と県内市町村が共同運営する「いばらきデジタルマップ」でも、土砂災害警戒区域等指定箇所マップなど一部の情報が確認できます。ただし洪水・液状化のハザードマップはいばらきデジタルマップ側では確認できないため、これらは阿見町公式サイトの専用ページを直接見る必要があります。

阿見町の避難所・避難場所は何か所ある?
避難所は「災害発生のおそれがあるときや、住家が被害を受け一定期間自宅で生活できない場合に一時的に生活する施設」です。災害の程度によっては開設しない避難所もあるため、実際の開設状況は町の防災情報(ホームページ・防災無線・あみメール・広報車)で確認してから避難する必要があります。
指定避難所(小中学校・公民館など19施設)
阿見小学校・本郷小学校・君原小学校・舟島小学校・阿見第一小学校・阿見第二小学校・あさひ小学校・阿見中学校・朝日中学校・竹来中学校・霞ヶ浦高等学校・中央公民館・君原公民館・かすみ公民館・実穀ふれあいセンター・吉原交流センター・本郷ふれあいセンター・舟島ふれあいセンター・阿見町民体育館の合計19施設(学校・公民館系)が指定避難所とされています。
福祉避難所(総合保健福祉会館など7施設)
総合保健福祉会館(さわやかセンター)、特別養護老人ホーム阿見翔裕園、特別養護老人ホーム阿見こなん、介護老人保健施設ケアセンター阿見、介護老人保健施設スーぺリア360、あみまちの拠点くら・ら A棟が、高齢者や要配慮者向けの福祉避難所として指定されています。
ペット同行避難所として使える施設
阿見小学校・本郷小学校・君原小学校・舟島小学校・阿見第一小学校・阿見第二小学校・あさひ小学校・阿見中学校・朝日中学校・中央公民館・舟島ふれあいセンターなどはペット同行避難所としても利用できます(ただし災害の程度によっては開設しない場合があります)。ペットを飼っている世帯は事前にキャリーバッグやフード、リードの備えを確認しておくと安心です。
避難所の混雑状況をリアルタイムで確認する方法
阿見町では、避難所の位置を確認できる「あみマップ」に加えて、外部サービス「Vacan」でも避難所の開設状況・混雑状況を確認できる仕組みが案内されています。避難のタイミングで「近くの避難所が満員だった」という事態を避けるためにも、事前にアクセス方法を確認しておくとよいでしょう。
停電・断水時でも情報を取り逃さない仕組み
台風や大雨のときは、天候や風向き、車の騒音、建物の高気密化などの影響で、屋外に設置された防災行政無線の放送が聞き取りづらくなることがあります。阿見町ではこれを補う複数の情報伝達手段を用意しています。
防災行政無線とフリーダイヤル0120-131-813
放送が聞き取れなかった場合は、防災行政無線フリーダイヤル(0120-131-813・通話料無料)に電話をかけると、直近の放送内容を確認できます。町では2022年3月にこのフリーダイヤルを周知するマグネットシートを全世帯に配布しており、冷蔵庫などに貼っておくといざというときに慌てません。
あみメールに登録しておくメリット
「あみメール」に登録すると、防災行政無線で流れた内容と同じ情報をメールで受け取ることができます。天候などで無線が聞き取れなかったときの補完手段として、町も登録を呼びかけています。
エリアメール・SNS・広報車という複線化
このほか携帯電話・スマートフォンへのエリアメール(緊急速報メール)、阿見町公式X(旧Twitter)、公用車による広報スピーカーでの周知など、複数の手段を組み合わせて情報を届ける体制がとられています。町ホームページでは過去の放送履歴も確認できます。

自衛隊駐屯地とアウトレットの町、阿見町の土地勘
霞ヶ浦高等学校周辺・中央エリアの住宅地
役場のある中央エリアは、指定避難所である中央公民館や阿見町民体育館が集まる町の中心部です。霞ヶ浦高等学校も指定避難所に含まれており、周辺は比較的落ち着いた住宅地が広がっています。
あみプレミアム・アウトレット、荒川本郷エリアの新興住宅地
荒川本郷エリアは本郷小学校・朝日中学校・あさひ小学校といった学校が集まる、比較的新しい住宅地が広がるエリアです。町内には商業施設「あみプレミアム・アウトレット」もあり、その駐車場の一部(P5・P7)は町が結ぶ災害協定に基づき、災害時に一時的な避難場所として使用できる施設のひとつに数えられています。買い物のしやすさと防災体制の両面から選ばれているエリアといえます。
防災の視点から見る、阿見町で家や土地を売るときの注意点
ハザードマップ区域に入っている場合の重要事項説明
前述のとおり、水害ハザードマップ上での位置は重要事項説明の対象です。「浸水想定区域に入っている=売れない」わけではありませんが、区域内かどうかを先に把握し、必要な説明を整えたうえで売却活動を進めたほうが、購入検討者との信頼関係を築きやすくなります。阿見町の住みやすさや暮らしの情報とあわせて、ハザードマップの位置関係も確認しておくと安心です。
空き家を放置するリスクと早めの相談
相続などで空き家になった実家をそのままにしておくと、台風・大雨のたびに屋根材の飛散や倒壊のリスクが積み重なっていきます。管理が難しい空き家は、早めに売却や活用の方向性を決めておくことが、ご近所トラブルや管理コストの面でも安心につながります。空き家の選択肢については阿見町の実家・空き家|5つの選択肢でも詳しく紹介しています。
訳あり物件・再建築不可物件でも買取という選択肢
土砂災害特別警戒区域内の土地や、接道条件で再建築が難しい物件は、一般の仲介市場では買い手がつきにくいことがあります。こうした「訳あり」の不動産でも、買取専門店であれば個別の事情を踏まえたうえで現況のまま買い取れる場合があります。
ハウスドゥ つくば研究学園都市が阿見町エリアで選ばれる理由
買取専門・最短2日での現金化と、古田敦也ブランドの認知力
ハウスドゥ つくば研究学園都市は、トーマンが運営する買取専門店です。仲介での売却期間が読みにくいご事情がある場合でも、買取なら最短2日での現金化を目指せます。阿見町の中央エリアからアウトレット周辺エリアまで、地域密着で対応しています。また、ハウスドゥは元プロ野球選手・古田敦也氏をイメージキャラクターとして全国的な認知を築いてきたブランドで、茨城県内では取手戸頭・守谷・つくば研究学園都市・水戸の4店舗で地域に根ざした営業を続けています。
免許番号・地域密着の裏付け
運営会社の株式会社トーマンは、茨城県知事(1)第7579号の宅地建物取引業免許を持つ地元企業です。お客様の売却実績もあわせてご確認いただけます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 阿見町のハザードマップはどこで見られますか?
A. 阿見町公式ホームページの「ハザードマップ」カテゴリから、洪水・土砂災害・地震・液状化の4種類を個別に確認できます。一部は「いばらきデジタルマップ」でも閲覧可能です。
Q2. 洪水ハザードマップに自宅が載っていない場合はどうすればよいですか?
A. 阿見町の洪水ハザードマップは該当する地域のみ作成されており、載っていない地域は洪水浸水想定区域の対象外とされています。心配な場合は町民生活部防災危機管理課(電話029-888-1111)に直接確認すると確実です。
Q3. 防災行政無線が聞き取れなかったときはどうすればいいですか?
A. フリーダイヤル0120-131-813(通話料無料)に電話をかけると、直近の放送内容を音声で確認できます。あみメールに登録しておけば、同じ内容をメールでも受け取れます。
Q4. ペットと一緒に避難できる場所はありますか?
A. 阿見小学校や中央公民館など複数の指定避難所がペット同行避難所としても案内されています。ただし災害の程度によっては開設されない場合があるため、事前に町の発信する開設情報を確認してください。
Q5. 土砂災害特別警戒区域に入っている土地でも売却できますか?
A. 一般の仲介市場では条件が厳しくなることがありますが、区域内であることを理由に売却自体ができなくなるわけではありません。買取専門店であれば現況を踏まえたうえでの買取が可能な場合もありますので、まずはご相談ください。
Q6. 空き家になった実家がハザードマップの区域内にあります。どう考えればいいですか?
A. 区域内だからといって将来的に必ず被災するとは限りませんが、老朽化した空き家を放置するリスクは区域の内外を問わず存在します。区域の確認とあわせて、早めに売却・活用を検討することをおすすめします。
まとめ
阿見町には洪水・土砂災害・地震・液状化の4種類のハザードマップがあり、避難所は指定避難所19施設・福祉避難所6施設・ペット同行避難所が用意されています。停電時などで防災無線が聞き取れない場合は、フリーダイヤル0120-131-813やあみメールが頼りになります。こうした防災情報は、ご自宅や実家の売却を考えるうえでも欠かせない判断材料です。ハウスドゥ つくば研究学園都市では、阿見町エリアの物件についても無料査定を承っています。まずはお気軽にご相談ください。
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