
リースバックをやめた方がいい理由とは?
「家に住み続けながら資金を得られる」というメリットから注目を集めているリースバックですが、安易に契約すると後悔やトラブルを招く可能性があることをご存じでしょうか?
ここではリースバックを検討する際に注意すべき代表的なリスクをご紹介します。
① 買取価格が市場相場よりも低くなる傾向がある
リースバックでは、物件を直接業者に買い取ってもらうため、相場価格よりも1~3割ほど安くなるケースが多い(あくまで目安であり物件や状況により異なります)です。
なぜなら、リースバックを行う業者は、その後の賃貸管理や再販売のリスクを含んだうえで買取価格を設定するからです。
\ 要注意 /
「すぐに現金化できるから便利」と飛びつく前に、必ず以下の準備を行いましょう:
- 市場相場を調べて、物件価値の目安を把握する
- 複数の不動産業者に無料査定を依頼する
- 契約書の買取条件を細部まで確認する
② 買い戻しできる保証はない
一部のリースバック業者は「買い戻し可能」と説明しますが、これは将来の資金状況と契約条件に大きく左右されるものです。
相場が上がったり、家賃滞納があると、買い戻し価格が割高になったり契約自体ができない場合もあります。
③ 契約後の交渉がしづらい
売却後は物件の所有権が業者側に移るため、家賃の変更や住み続ける期間の延長などをこちらの都合で決めることはできません。
将来的な生活設計を考えると、非常に大きな制約となりえます。
リースバックは、資金調達の手段として有効である一方、価格・契約・将来設計の3点で不利になりやすいという側面があります。
「家に住み続けたい」「すぐにお金が必要」そんなときこそ、慎重な判断と複数社からの比較が重要です。
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リースバック利用時のトラブル事例
リースバックは便利な制度ですが、実際にはさまざまなトラブルが発生しているのも事実です。
ここでは特に多い3つのケースをご紹介します。
① 家賃が支払えなくなったケース
リースバックでは、物件を売却してもそのまま住み続けられる代わりに、家賃を支払い続ける必要があります。
ところが、生活費の見通しが甘かったり、収入が減少したりすると、家賃の支払いが困難になってしまうことがあります。
【アドバイス】
- 支払い能力を冷静に見極める
- 厳しいと感じたら早めに業者へ相談する
- 支払いプランの見直しや減額交渉を検討する
② 契約更新を拒否された事例
「住み続けられると思っていたのに、契約更新を断られた」
このようなトラブルも起こり得ます。契約期間が終了すれば退去を求められるリスクがあることを認識しておきましょう。
【アドバイス】
- 契約時に「更新の可否」「更新条件」をしっかり確認
- 必要に応じて契約書に条項として盛り込む
- 拒否された場合の対応(次の住居探し等)を事前に想定する
③ 相続トラブルが発生したケース
物件が共有名義だったり、相続人の間で合意が取れていなかったりする場合、リースバック後に相続をめぐるトラブルが発生することもあります。
「勝手に売却した」として問題になることも。
【アドバイス】
- 相続人を事前に確認する
- 遺言書や同意書を整えておく
- 不安な場合は司法書士など専門家に相談する
リースバックは便利な仕組みではあるものの、契約・家賃・相続といった側面でトラブルが起きやすいというリスクも併せ持っています。
これらの事例から、事前の情報収集と確認がいかに大切かが分かります。
リースバックを利用する前に確認すべきポイント
「すぐに現金化できる」「住み続けられる」など、リースバックには魅力的な側面があります。
しかし、その反面で後悔や損失を防ぐには事前の確認が不可欠です。ここでは利用前に必ず確認しておきたい3つのポイントをご紹介します。
① リースバックの仕組みを理解する
リースバックとは、所有している物件を不動産会社に売却し、その後は賃貸契約を結んで同じ家に住み続ける仕組みです。
一見シンプルに思えますが、実際には以下のような点を押さえておく必要があります。
- 売却代金は一括で受け取るが、住むには家賃が発生する
- 所有権は業者に移るため、将来的に自由な使い方はできない
- 契約期間や家賃の設定、更新条件は会社ごとに異なる
まずは**「所有から賃借へ」切り替わることの意味**をきちんと理解しましょう。
② 買取価格の相場を把握する
リースバックの買取価格は、市場相場よりも安くなる傾向があります。
そのため、価格の妥当性を見極めるために、次のようなステップを踏みましょう:
- 近隣エリアでの直近の売却事例を調べる
- 類似物件の価格と比較して「高すぎる・安すぎる」を判断
- 査定に出すときは、過去の取引実績がある会社に依頼する
「いくらで買い取ってくれるのか」ではなく、「相場と比べて適正かどうか」が判断のカギです。
③ 複数の業者に査定を依頼する
1社だけの話を鵜呑みにするのは危険です。必ず複数の業者に査定を依頼し、比較検討しましょう。
- 査定価格だけでなく、家賃や契約期間、更新条件も比較
- 対応の丁寧さや説明のわかりやすさも重要な判断材料
- 無料査定サービスを活用すれば、費用をかけずに比較可能
複数査定により「この価格が本当に適正か?」を冷静に判断できます。
リースバックは便利な仕組みですが、契約前にしっかりと情報を集めることが最大のリスク対策です。
「わからないまま契約してしまった…」とならないよう、慎重に進めていきましょう。
リースバックのメリットとデメリット
リースバックは一見すると便利な仕組みに見えますが、良い面と注意すべき点の両方があります。
ここでは、リースバックのメリットとデメリットをそれぞれ整理してご紹介します。
リースバックのメリットとは?
リースバックの最大のメリットは、「売却後も住み続けられる」ことです。
以下のような利点があります。
- 【資金調達がしやすい】
住宅ローンの完済や生活資金の確保など、まとまった資金がすぐ手に入る - 【住み慣れた家にそのまま住める】
引っ越しせず、環境や人間関係を変えずに暮らし続けられる - 【税金や手続きが比較的シンプル】
通常の売却と同じように契約が進むため、複雑な処理が少ない - 【相続対策にも使える】
相続発生前に現金化しておくことで、相続人間のトラブルを防げる可能性がある
このように、資金確保+住み続けられる安心感を両立できる点が、他の売却手法とは異なる魅力です。
リースバックのデメリットとは?
一方で、以下のようなデメリットも見逃せません。
- 【長期的にはコストが割高になる】
家賃を毎月支払い続ける必要があるため、売却して得た資金を食いつぶすリスクがあります。 - 【資産の所有権を失う】
名義は業者に移るため、自由にリフォーム・売却などができなくなる - 【契約内容が複雑な場合もある】
特に家賃の更新条件や、将来的な退去ルールなど、細かい契約条項が多い - 【買い戻しは確約されない】
将来、同じ家を買い戻せる可能性があるとしても、価格や条件によって実現できないことがある
リースバックは、短期的にはメリットが多く感じられる反面、長期的には負担が増すリスクもある仕組みです。
自分のライフプランと照らし合わせながら、「今だけでなく将来も安心できる選択か?」をよく検討することが大切です。
リースバック以外の選択肢を考える
「今すぐ現金が必要」「住宅ローンの返済が厳しい」など、資金繰りの悩みがあるときにリースバックは確かに便利な方法です。
しかし、リースバックだけが選択肢ではありません。ここでは、他に検討できる2つの方法を紹介します。
任意売却のメリット・デメリット
任意売却とは、住宅ローンの返済が難しくなったときに、債権者(金融機関)と合意のうえで物件を売却する方法です。
リースバックよりも高く売れる可能性がある一方で、条件があります。
【メリット】
- ローン残債があっても売却できる
- 競売よりも高値で売却できる可能性がある
- 債務整理の一環として活用できる
【デメリット】
- 金融機関の同意が必要で、時間がかかることがある
- 信用情報に「任意売却」の履歴が残る可能性がある
- 売却後は家に住み続けることができないのが一般的
特にローンの滞納が始まっている方には、競売に進む前の最終手段として有効です。
不動産担保ローンを検討する
「売らずに資金を確保したい」という場合は、不動産担保ローンという方法もあります。
これは、所有している物件を担保にして、金融機関や不動産会社から融資を受ける方法です。
【特徴】
- 所有権を維持したまま資金調達できる
- 一括返済ではなく、分割返済も可能
- 売却する必要がないため、生活環境が変わらない
【注意点】
- 審査があるため、年収や信用情報がチェックされる
- 金利や手数料など、トータルコストに注意
- 返済が滞ると、最終的には物件を失うリスクもある
自宅を手放したくない方や、一時的な資金繰りを希望する方にとって、リースバックより柔軟な選択肢になることもあります。
リースバックは確かに便利な制度ですが、他の選択肢と比較することで「より納得できる決断」ができるようになります。
「売るかどうか」だけでなく、「住み続ける方法」や「借りる方法」も視野に入れて検討してみましょう。
リースバック契約の注意点
リースバックは仕組み自体はシンプルに見えますが、契約内容には細かい条件やリスクが隠れていることがあります。
安易な契約はトラブルのもとです。ここでは契約時に必ず押さえておきたい注意点を解説します。
契約内容をしっかり確認する
リースバック契約では、売却と同時に賃貸借契約が結ばれるため、二重の契約を理解する必要があります。
特に次のような項目は必ずチェックしましょう。
- 家賃の金額と改定ルール(例:2年ごとに見直しがあるか)
- 契約期間とその更新可否
- 契約途中での解約条件(違約金がある場合も)
- 家賃滞納や賃貸契約解除に関する取り決め
内容が複雑でわかりにくい場合は、必ず担当者に質問し、納得するまで説明を受けることが大切です。
重要な約束は書面に残す
「あとで買い戻せますよ」「ずっと住んでいて大丈夫です」
このような言葉だけのやりとりを信じてしまうと、後々**「言った・言わない」のトラブル**になりかねません。
【ポイント】
- 口約束は避け、すべて書面に記載してもらう
- 特約条項がある場合は、明文化されているか確認
- 契約後も、重要な取り決めを定期的に見直す
信頼できる業者であっても、書面化=トラブル防止の基本です。
書類はコピーを必ず保管
契約書や説明資料は、後で確認できるようにコピーやPDFで手元に保管しておくことが重要です。
書類がないと、自分に不利な条件で契約を結ばされていた場合でも、証明が困難になります。
契約は、リースバック成功のカギを握る重要なステップです。
「家に住み続けられる」と思っていたのに、契約条件によっては数年後に退去を求められるケースもあります。
小さな疑問でも遠慮せずに確認し、納得のいく形で契約を進めましょう。
リースバックで後悔しないための対策
「もっと調べてから契約すればよかった…」
リースバックを利用した方の中には、こうした後悔の声も少なくありません。
ここでは、リースバックで後悔しないために、事前にできる2つの重要な対策をご紹介します。
資金計画をしっかりシミュレーションする
リースバックは、売却によって現金が得られる一方で、その後は家賃を支払いながら暮らしていくことになります。
つまり、「現金が入ったから終わり」ではなく、将来の支出計画を立てておくことが非常に大切です。
【チェックポイント】
- 月々の家賃負担は無理のない金額か?
- 収入が減っても家賃は払い続けられるか?
- 医療費・介護費など、将来的な支出はどれくらいかかるか?
ライフプランに合わせて資金の流れを見直すことで、「支払い続けられない」という事態を未然に防ぐことができます。
信頼できる業者を選ぶ
リースバックを取り扱う業者は数多くありますが、すべての会社が誠実な対応をしているとは限りません。
「高く買い取ってくれるか」だけでなく、「契約後も安心して任せられるか」を基準に選びましょう。
【業者選びのポイント】
- 対応が丁寧で、質問にしっかり答えてくれる
- 実績や口コミの評価が高い
- 契約内容の説明が明確・透明
- 地元密着で相談しやすい距離感がある
また、過去の利用者の体験談や評判を確認することも非常に有効です。
「親身に対応してくれる会社かどうか」は、後悔しないリースバックの最大のカギです。
リースバックは正しく使えば便利な制度です。
ですが、感情や焦りに任せて即決してしまうと、将来大きなリスクになることもあります。
資金・契約・業者選びを慎重に進めることで、後悔のないリースバックが実現できます。
リースバックに関するよくある質問(FAQ)
最後に、リースバックを検討している方から寄せられる、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。
「やめた方がいいかも」と感じている方も、ここで不安を解消しておきましょう。
Q. リースバックは本当にやめた方がいいの?
A. 一概には言えませんが、「仕組みを理解せずに契約するのは危険」です。
買取価格が安くなったり、家賃が高くなるなどのリスクがあるため、契約前に必ずメリットとデメリットを比較し、自分に合っているかどうかを見極めることが大切です。
Q. どんな人に向いている制度ですか?
A. 「現金が今すぐ必要だけど、家を手放したくない人」に向いています。
たとえば、事業資金が必要な経営者や、老後の資金を確保したいシニア層などです。
ただし、長期的に家賃を払い続けられるかどうかを慎重に判断しましょう。
Q. リースバックを利用した後に後悔した人は多い?
A. 一部にはいます。
よくある後悔としては「家賃が高くて払えなくなった」「思ったより早く退去を求められた」など。
これらはすべて「契約内容をきちんと確認しなかったこと」が原因です。
慎重な業者選びと資金計画ができていれば、こうした後悔は避けられます。
Q. トラブルを避けるにはどうすればいい?
A. 信頼できる業者を選び、契約内容を細かく確認することです。
また、第三者(司法書士・宅建士など)の立場からアドバイスをもらうのも有効です。
「不明点を残したまま契約しない」が鉄則です。
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