茨城県牛久市で子育て中、またはこれから子育てを始める方に向けて、ハウスドゥ つくば研究学園都市が「マル福」「保育施設」「学区」「子育て広場」「経済的支援」を一次情報にもとづいて整理しました。住まい選びの参考にしていただける内容です。
牛久市の子育て世帯を取り巻く基礎データ
人口83,109人・世帯39,384、県南のベッドタウン
牛久市の住民基本台帳人口は83,109人、世帯数は39,384世帯です(牛久市公式ホームページ・令和8年7月1日現在)。JR常磐線の牛久駅・ひたち野うしく駅から東京都心へ乗り換えなしでアクセスできる立地から、首都圏へ通勤する子育て世帯の受け皿として発展してきたまちです。
共働き世帯の増加と保育ニーズ
ひたち野うしく駅周辺は区画整理により計画的に開発されたエリアで、比較的新しい住宅地が広がっています。共働き世帯の転入が続く中、保育施設や学童保育のニーズは高い水準にあると考えられます。次章以降、市が公表している具体的な制度・施設数を確認していきます。
医療費の自己負担を抑える「マル福」制度
対象は0歳から高校3年生相当まで、所得制限なし
牛久市の医療福祉費支給制度(マル福)は、健康保険の自己負担分を県と市が助成する制度です。茨城県の基準には所得制限がありますが、牛久市では独自に所得制限を撤廃しており、0歳から高校3年生相当(18歳に達する日以後の最初の3月31日)までのお子さんが対象になります(牛久市公式ホームページ)。
自己負担額の目安(外来・入院・調剤)
| 区分 | 自己負担の目安 |
|---|---|
| 外来 | 医療機関ごとに1日600円・1か月2回まで(上限1,200円) |
| 入院 | 医療機関ごとに1日300円・1か月上限3,000円 |
| 調剤薬局 | 自己負担なし |
【シミュレーション】1か月に3回受診した場合
牛久市公式ホームページが示す例では、同じ病院に1か月で3回受診し、1回あたりの自己負担医療費が1,000円だった場合、1回目・2回目は600円を窓口で支払い(残り400円は市が負担)、3回目は自己負担0円(1,000円全額を市が負担)になります。自己負担は医療機関ごとに計算されるため、同じ月に別の病院を受診した場合は、その病院でもあらためて1回目からの計算になる点に注意が必要です。
受給者証の申請方法・必要書類
マル福を利用するには、市役所医療年金課の窓口で医療福祉費受給者証の交付申請が必要です。健康保険の資格情報が確認できるもの、印鑑、通帳等口座番号のわかるものなどを用意します。所得制限は撤廃されていますが、受給区分確認のため所得の確認は必要とされています。転入予定の方は事前に必要書類を確認しておくとスムーズです。
保育施設は令和8年4月時点で22施設
公立保育園3園、うち2園は令和8年度以降に大きな変化
牛久市公式ホームページの保育施設一覧(令和8年4月1日現在)によると、公立保育園はつつじが丘保育園・栄町保育園・下根保育園の3園です。このうちつつじが丘保育園は令和10年度末での閉園、栄町保育園は令和8年度に工作物解体・撤去、令和9年度に新園舎建築のうえ令和10年度に民営化がそれぞれ予定されており、施設の再編が進んでいる点は住まい探しの際に知っておきたい情報です。
私立保育園13園・小規模保育3施設・認定こども園3園
私立保育園はふたばランド保育園、牛久ひかり保育園、牛久ふれあい保育園(本園・ひたち野うしく駅前分園)など13園、小規模保育施設が3施設(こばと夢ナーサリー等)、認定こども園が3園(うしく文化認定こども園等)整備されています。公立・私立をあわせると市内には計22の認可保育施設があり、0歳児(生後3か月または6か月・8週経過等、施設により異なる)から受け入れる園が多いのが特徴です。
駅前分園・送迎バスなど共働き世帯向けの工夫
牛久ふれあい保育園はひたち野うしく駅前に分園(0〜1歳児対象、本園へ送迎バスあり)を設けているほか、上町ふれあい保育園も牛久駅前のビル内に分園を構えています。駅前で預けて出勤できる立地は、共働き・都心通勤世帯にとって選択の決め手になり得ます。年度ごとの募集人数や空き状況は市公式サイトで随時更新されるため、入園を検討する際は最新情報を確認してください。
小中学校は12校、学区で通う学校が決まる
市内の小学校6校・中学校5校・義務教育学校1校
牛久市には牛久小学校・岡田小学校・牛久第二小学校・中根小学校・向台小学校・神谷小学校・ひたち野うしく小学校の7校(牛久市公式サイトの通学区域ページに基づく、記載順で確認できる校数)と、牛久第一中学校・牛久第三中学校・下根中学校・牛久南中学校・ひたち野うしく中学校の5中学校、義務教育学校のおくの義務教育学校が設置されています。学区は町名・丁目単位で細かく指定されており、同じ町内でも丁目によって通学先が分かれる地域があります。
ひたち野うしく駅周辺の学区
ひたち野うしく駅周辺(ひたち野西1〜4丁目、ひたち野東1丁目など)は、ひたち野うしく小学校・ひたち野うしく中学校の学区です。区画整理エリアらしく道路や公園が整った住宅地が広がり、駅から徒歩圏に学校がまとまっているのが特徴です。
住まい探しは学区を先に確認するのが確実
牛久市の学区は「〇〇町(一部を除く)」といった表記が多く、番地までは公式ページの一覧だけでは判断しにくいケースがあります。特定の学校への入学を希望して住まいを探す場合は、候補地の正式な住所をもとに市の教育支援課へ確認することをおすすめします。
無料で使える市内3か所の「子育て広場」
すくすく広場・のびのび広場・にこにこ広場の違い
牛久市には常設の子育て広場が3か所あります。すくすく広場(上柏田3丁目、月〜土曜10:00〜17:00)、のびのび広場(女化町・市総合福祉センター内、月〜土曜10:00〜16:30)、にこにこ広場(さくら台2丁目、月〜水曜10:00〜17:00)で、いずれも市内在住の就学前の子どもと保護者が対象、予約不要・利用無料です。子育てアドバイザーが常駐し、相談や情報交換の場としても利用されています。
3か所の出張広場
常設3か所に加えて、リフレ子育て出張広場(ひたち野東・毎週金曜)、牛久運動公園子育て出張広場(下根町・毎月第2・4木曜)、田宮子育て出張広場(田宮町・毎月第2〜4火曜)の出張広場が開設されています。リフレ・運動公園の2広場は0・1歳児とその保護者が対象です。
一時預かり(1時間600円)と子育てアドバイザー
すくすく広場では一時預かりサービスも実施しています。対象は市内在住の1歳から就学前の子ども、利用時間は月〜金曜10:00〜13:00の3時間まで、料金は1時間あたり600円で、2日前までの電話予約が必要です。急な用事や息抜きの時間確保にも使える制度です。
子育て世帯への経済的支援
物価高騰対応の子育て応援手当など、年度ごとの時限的な支援策
牛久市は国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金等を活用し、年度ごとに支援策を実施しています。令和8年度は、児童手当対象児童1人あたり2万円の「物価高対応子育て応援手当」、ひとり親世帯・低所得のふたり親世帯の対象児童1人あたり5万円の「低所得の子育て世帯生活応援特別給付金」、小学校給食費の無償化前倒し(負担軽減支援事業)などが実施・案内されています(牛久市公式ホームページ「物価高騰対応策について」)。これらは年度や国・県の予算措置により内容が変わる時限的な施策のため、最新の対象要件・金額は市公式サイトで確認することをおすすめします。
子育て環境から考える住まい選びのポイント
駅近×学区で選ぶか、広さ×コミュニティで選ぶか
牛久駅・ひたち野うしく駅周辺は保育園の駅前分園や商業施設が集積し、通勤・通学・買い物の利便性を重視する世帯に向いています。一方、郊外の住宅地はゆとりある敷地と落ち着いた住環境が魅力です。どちらを優先するかによって、検討すべき学区・保育園の候補も変わってきます。
実家じまい・住み替えを考えるタイミング
子どもの就学や転勤を機に、実家の売却や住み替えを検討する子育て世帯も少なくありません。牛久市の不動産売却の流れや費用については別記事「牛久市の不動産売却|仲介と買取・流れ・費用」で詳しく解説しています。実家の空き家をどうするか迷っている場合は「牛久市の実家・空き家活用ガイド」もあわせてご確認ください。
まとめ
牛久市はマル福の所得制限撤廃、22の認可保育施設、12校の小中学校、無料で使える3か所の子育て広場など、一次情報で確認できる子育て支援の土台が整っています。一方で学区は町名・丁目単位で細分化されており、保育園の一部は今後再編(民営化・閉園)が予定されているなど、住まい探しの際に確認しておきたい変化点もあります。マイホーム・実家の売却や住み替えでお悩みの際は、地域事情に詳しいハウスドゥ つくば研究学園都市までお気軽にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 牛久市のマル福制度では、医療費の自己負担はいくらになりますか?
A. 牛久市では0歳から高校3年生相当(18歳に達する日以後の最初の3月31日)までのお子さんについて、所得制限なしでマル福(医療福祉費支給制度)を利用できます。自己負担の目安は、外来が医療機関ごとに1日600円・1か月2回まで(上限1,200円)、入院が1日300円・1か月上限3,000円、調剤薬局は自己負担なしです(牛久市公式ホームページ)。
Q. 牛久市の保育園には空きがありますか?
A. 牛久市公式ホームページの「保育施設一覧」では、令和8年4月1日時点で公立3園・私立13園・小規模保育3施設・認定こども園3園の計22施設が案内されています。年度ごとの入園申込みや空き状況は市の保育課が随時公開しているため、最新の空き状況は市公式サイトまたは保育課(029-873-2111)へ直接確認することをおすすめします。
Q. 学区(通学区域)はどこで確認できますか?
A. 牛久市公式ホームページの「小中学校通学区域」ページで、町名・丁目単位の学区一覧を確認できます。同じ町名でも丁目や番地によって学区が分かれるケースがあるため、住まい探しの際は候補地の正式な住所で市の教育支援課に確認するのが確実です。
Q. 子育て広場の利用に予約や料金は必要ですか?
A. 牛久市の常設子育て広場(すくすく広場・のびのび広場・にこにこ広場)は予約不要・利用無料です。受付でお名前などを記入して自由に出入りできます。ただし一時預かりサービスは事前予約制・有料(1時間600円)となっています。
Q. 一時預かりサービスは誰でも利用できますか?
A. すくすく広場の一時預かりは、市内在住の1歳から就学前のお子さんが対象です。利用は月〜金曜日(祝日・年末年始を除く)の10時〜13時の3時間まで、2日前までの電話予約が必要です。
Q. 子育て世帯が牛久市で住まいを選ぶとき、何に注意すればよいですか?
A. 通学予定校の学区、保育園・子育て広場までの距離、常磐線2駅(牛久駅・ひたち野うしく駅)へのアクセスの3点を軸に検討するのがおすすめです。特に学区は町名だけでなく丁目・番地で分かれることがあるため、候補地が決まったら早めに市へ確認しましょう。

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