茨城県猿島郡五霞町は、県内で唯一鉄道駅を持たない町でありながら、認定こども園が2拠点に分かれて運営されているという、意外と知られていない事実がある。町の面積は約22.85km²とコンパクトだが、子育て支援の窓口はひとつではない。この記事では、五霞町の子育て世帯向けの制度を、施設・お金・放課後の3つの切り口で整理する。

目次
  1. 五霞町の子育て施設|認定こども園は町内2拠点
    1. 五霞子育て支援センター(ほほえみキッズルーム)
    2. たんぽぽクラブ(川妻認定こども園おひさま内)
  2. 入園に関する基本ルール
  3. 五霞町独自の祝い金制度|出産と入学のタイミングで支給
    1. 出産祝い金|新生児1人につき50,000円
    2. 小学校等入学祝い金|新入学児1人につき30,000円
  4. 医療福祉費支給制度(マル福)|0歳から18歳まで町独自無償化
  5. 放課後児童クラブ「ごかっ子クラブ」|令和7年度から民間委託で再編
    1. 五霞小学校の教室を活用、定員は合計80名
    2. 開所時間と費用の目安
    3. 利用できる児童の条件
  6. 学校規模|小学校2校・中学校1校という近さ
  7. 制度を申請するときの窓口と手続きの流れ
    1. 出産祝い金の申請の流れ
    2. 入学祝い金の申請の流れ
    3. ごかっ子クラブの申込みの流れ
  8. 子育て世帯にとっての五霞町という選択肢
    1. 近隣市町との子育て制度の違いを知っておく
  9. 子育て世帯が五霞町の住まいを検討するときに知っておきたいこと
  10. 五霞町で家を売る・買うときの相談窓口
  11. よくある質問
    1. Q. 五霞町の出産祝い金はいくらもらえますか?
    2. Q. 五霞町には保育園・こども園がいくつありますか?
    3. Q. 放課後児童クラブ「ごかっ子クラブ」の料金はいくらですか?
    4. Q. 五霞町の子どもの医療費助成はどうなっていますか?
    5. Q. 小学校等入学祝い金の対象になるのはいつですか?
    6. Q. ごかっ子クラブはどこで開所していますか?

五霞町の子育て施設|認定こども園は町内2拠点

五霞町の未就学児を受け入れる施設は、五霞幼稚園・保育園(元栗橋1589)と、川妻認定こども園おひさま(川妻494-5)の2拠点体制になっている(五霞町公式サイト)。町の東西どちらに住んでいても、比較的近い場所にこども園があるという構造だ。

五霞子育て支援センター(ほほえみキッズルーム)

五霞幼稚園・保育園内に設置されている子育て支援センターで、平日午前9時から正午20分、午後1時から2時30分まで利用できる(五霞町公式サイト「地域子育て支援センター」)。就学前の子どもとその保護者が対象で、親子の交流や育児相談、情報提供の場になっている。

たんぽぽクラブ(川妻認定こども園おひさま内)

もう一方の拠点である川妻認定こども園おひさまでは、「たんぽぽクラブ」という名称で子育て支援が行われている。月曜日が「つくろうの日」、水曜日が「あそぼうの日」、金曜日が予約制の相談日(午前10時から正午)と、曜日ごとに内容が分かれているのが特徴だ(五霞町公式サイト)。

入園に関する基本ルール

保育園・認定こども園の利用には、町から「保育の必要性の認定」を受ける必要がある。年度途中の入園申し込みは随時受け付けており、入園を希望する月の前月15日までに必要書類を町役場の健康福祉課へ提出する(五霞町公式サイト「保育園・認定こども園の入園に関するご案内」)。転入を検討している世帯は、このスケジュール感を早めに押さえておきたい。

五霞町 子育て支援制度 早見表
五霞町の子育て支援制度早見表(出典:五霞町公式ホームページ)

五霞町独自の祝い金制度|出産と入学のタイミングで支給

五霞町は、子育て世帯の経済的負担を軽減する目的で、出産と小学校入学のそれぞれのタイミングで祝い金を支給している(いずれも町公式サイトで確認、2026年時点の制度内容)。

出産祝い金|新生児1人につき50,000円

新生児の出産の日において町に住所を有する期間が連続して1年を経過している世帯、または出産前から住所を有し1年を経過した世帯が対象で、新生児1人につき50,000円が支給される。申請期間は出産の日から3ヵ月以内(住所要件を後から満たす場合は住所取得から3ヵ月以内かつ出産から15ヵ月以内)で、決定から2ヵ月以内に指定口座へ振り込まれる。希望すれば、町のイメージキャラクター「ごかりん」との記念撮影もできる(五霞町公式サイト「出産祝い金について」)。

小学校等入学祝い金|新入学児1人につき30,000円

小学校等に1年生として入学する年の4月15日時点で五霞町に住所を有する児童の保護者が対象で、新入学児1人につき30,000円が支給される。申請期間は入学した年度の7月31日までで、こちらも決定から2ヵ月以内に振り込まれる(五霞町公式サイト「小学校等入学祝い金について」)。支給には所定の条件があるため、詳細は町のこども未来課への確認が必要だ。

医療福祉費支給制度(マル福)|0歳から18歳まで町独自無償化

茨城県内の市町村で広く実施されている医療福祉費支給制度(通称マル福)は、五霞町でも0歳から18歳までの子ども・妊産婦を対象に、窓口での自己負担金を町独自に無償化している(五霞町公式サイト「医療福祉費(マル福)窓口自己負担金無償化」)。未就学児・小学生・中学生・高校生等は、令和元年7月誕生月の対象者から自動更新の扱いになっている点も押さえておきたい。対象となるのは保険診療分で、入院時の食事代や健診・予防接種、分娩費用等は対象外となる。

放課後児童クラブ「ごかっ子クラブ」|令和7年度から民間委託で再編

共働き世帯にとって気になるのが放課後の預け先だが、五霞町は令和7年(2025年)4月1日から、放課後児童クラブの運営体制を見直している(五霞町公式サイト「令和7年度からの五霞町における放課後児童クラブについて」)。

五霞小学校の教室を活用、定員は合計80名

「第1ごかっ子クラブ」「第2ごかっ子クラブ」の2クラブ体制で、いずれも五霞小学校の教室を活用し、定員はそれぞれ40名、合計80名。運営はシダックス大新東ヒューマンサービス株式会社 東関東支店への委託によって行われている(五霞町公式サイト)。

開所時間と費用の目安

平日は授業終了後から午後7時まで、学校休業日(夏休み等)や土曜日(事前申込制)は午前7時30分から午後7時まで開所する。負担金は利用児童1人あたり月額6,000円(8月のみ11,000円)で、これとは別に事業者へ毎月おやつ代2,000円を納入する仕組みだ(五霞町公式サイト「五霞町における放課後児童クラブについて」)。生活保護受給世帯や就学援助を受けている世帯には、負担金の減免制度も用意されている。

利用できる児童の条件

対象は五霞小学校に就学している児童で、保護者の就労(月64時間以上等)・妊娠出産・疾病・親族介護などの事由により、放課後や長期休み期間中に保護を受けられないことが条件になる。利用申込みは随時受け付けており、利用を希望する前月の15日までに、こども未来課(4番窓口)へ必要書類を提出する必要がある。

学校規模|小学校2校・中学校1校という近さ

五霞町の公立学校は小学校2校・中学校1校という規模で、令和5年5月時点の茨城県教育委員会資料によれば、小学校の児童数は合計309人、中学校の生徒数は166人となっている。1学年あたりの人数が都市部に比べて少ないぶん、教員の目が行き届きやすい環境と言える。放課後児童クラブの拠点が五霞小学校に集約されているのも、この学校規模だからこそ実現できている面がある。

制度を申請するときの窓口と手続きの流れ

五霞町の子育て関連制度は、いずれも役場の「こども未来課」が窓口になっている。転入したばかりの世帯にとっては「どこに何を聞けばいいか分からない」という不安が大きいが、五霞町の場合は子育て関連の申請先がこども未来課に集約されているため、迷いにくい構造になっている。

出産祝い金の申請の流れ

出産祝金支給申請書(町公式サイトからダウンロード、または町民税務課窓口で受け取り)と預金通帳を用意し、出産の日から3ヵ月以内に申請する。受給の決定から2ヵ月以内に指定口座へ振り込まれる仕組みで、申請を忘れると受け取れないため、出産前後のタイミングで一度町公式サイトを確認しておくと安心だ。

入学祝い金の申請の流れ

入学祝金支給申請書・通帳・在学証明書または学生証(町立以外の学校に入学する場合)を用意し、入学した年度の7月31日までに申請する。出産祝い金と違い、申請期限が「入学した年の7月末まで」とやや長めに設定されているため、入学準備で慌ただしい時期でも落ち着いて手続きできる。

ごかっ子クラブの申込みの流れ

放課後児童クラブ入会申込書・同意書兼誓約書に加えて、就労証明書等の事由を証明する書類を用意し、利用を希望する前月の15日までにこども未来課へ提出する。保育園・認定こども園の入所申込みで健康福祉課へ就労証明を提出済みの場合は、申込みの3ヵ月以内であれば就労証明書の提出を省略できる点も知っておくと手間が省ける。

子育て世帯にとっての五霞町という選択肢

五霞町は圏央道五霞ICを核に物流拠点化が進む一方、こども園2拠点・小学校2校・中学校1校という規模感を保っている。学年あたりの人数が少ないぶん、転入してきた家庭の子どもも学校になじみやすいという声は、教育委員会の資料からもうかがえる。都市部のような選択肢の多さはないが、その分「制度の窓口が分かりやすい」「施設までの距離が近い」という暮らしやすさがある。

近隣市町との子育て制度の違いを知っておく

県西エリアでは、境町・八千代町など近隣の自治体もそれぞれ独自の子育て支援策を展開している。転入・住み替えを検討する際は、五霞町の制度だけでなく近隣市町の制度も比較した上で、通勤・通学の利便性とあわせて総合的に判断することをおすすめする。

子育て世帯が五霞町の住まいを検討するときに知っておきたいこと

五霞町は圏央道五霞ICを核とした物流拠点化が進む一方で、子育て支援の窓口はコンパクトな町ならではの距離の近さを保っている。こども園2拠点・マル福・出産祝い金・入学祝い金・ごかっ子クラブという制度を組み合わせれば、共働き世帯でも子育てと仕事を両立させやすい環境が整っていると言えるだろう。人口や地価の動き、交通アクセスなど住まい全般については、五霞町の暮らしガイドで詳しく解説している。また、五霞町の不動産売却・買取・査定については五霞町の不動産売却・買取・査定ページもあわせてご覧いただきたい。

五霞町で家を売る・買うときの相談窓口

子育て制度を確認した上で、五霞町での住み替えや実家の売却を検討する場合は、地域の実情に詳しい不動産会社への相談が近道になる。実家を相続した場合の選択肢については五霞町の実家・空き家|5つの選択肢でも詳しく解説している。ハウスドゥ つくば研究学園都市では、五霞町を含む県西エリアの売却・買取のご相談を承っている。これまでの売却査定実績とお客様の声もあわせてご参照いただきたい。

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よくある質問

Q. 五霞町の出産祝い金はいくらもらえますか?

A. 新生児1人につき50,000円が支給される。申請期間は出産の日から3ヵ月以内が基本で、住所要件を満たす時期によって申請期限が異なる(五霞町公式サイト)。

Q. 五霞町には保育園・こども園がいくつありますか?

A. 五霞幼稚園・保育園(元栗橋)と川妻認定こども園おひさまの2拠点があり、それぞれに子育て支援センター(ほほえみキッズルーム・たんぽぽクラブ)が併設されている。

Q. 放課後児童クラブ「ごかっ子クラブ」の料金はいくらですか?

A. 利用児童1人あたり月額6,000円(8月のみ11,000円)に加えて、おやつ代が月額2,000円かかる。生活保護受給世帯等には減免制度がある(五霞町公式サイト)。

Q. 五霞町の子どもの医療費助成はどうなっていますか?

A. マル福(医療福祉費支給制度)により、0歳から18歳までの子ども・妊産婦を対象に窓口自己負担金が町独自に無償化されている(五霞町公式サイト)。

Q. 小学校等入学祝い金の対象になるのはいつですか?

A. 小学校等に1年生として入学する年の4月15日時点で五霞町に住所を有する児童の保護者が対象で、新入学児1人につき30,000円が支給される(五霞町公式サイト)。

Q. ごかっ子クラブはどこで開所していますか?

A. 五霞小学校の教室を活用し、第1・第2の2クラブ体制(各定員40名、合計80名)で運営されている。民間事業者への委託により令和7年度から再編された(五霞町公式サイト)。

▶あわせて読みたい:五霞町の防災ハザードマップ|輪中の町【2026】

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