「かすみがうら市に引っ越すなら、どのあたりに住むのが子育てに向いていますか」——これは、かすみがうら市の物件を探している子育て世帯からよく受ける質問だ。答えを一言でまとめるのは難しい。というのも、かすみがうら市は平成17年に旧千代田町と旧霞ヶ浦町が合併してできた市で、地区によって保育施設や小中学校の数、通園・通学の距離感が大きく異なるからだ。
本記事では、かすみがうら市公式サイトの一次情報にもとづき、医療福祉費支給制度(マル福)、市内10か所の保育施設、7校の小中義務教育学校、そして地区による子育て環境の違いを整理する。かすみがうら市で子育て世帯向けの住まい探しをしている方の判断材料になれば幸いだ。
かすみがうら市の子育て環境を知るには、まず「2つの地区」を理解する
旧千代田地区|保育施設・小中学校が集中する生活拠点
市役所機能や商業施設が集まる旧千代田地区は、後述する保育施設10か所のうち多くが立地するエリアだ。下稲吉・稲吉南・宍倉といった地名がこのエリアにあたる。土浦市に隣接し、JR常磐線神立駅(所在地は隣接する土浦市)へのアクセスも比較的良好なため、通勤しながら子育てをする世帯にとって生活動線を組みやすい立地といえる。
旧霞ヶ浦地区|自然に近い暮らしと通園・通学の距離感
霞ヶ浦の湖畔に広がる旧霞ヶ浦地区は、市立保育所の一つ「わかぐり保育所」や霞ヶ浦南小学校・霞ヶ浦北小学校・霞ヶ浦中学校が立地する。旧千代田地区に比べると施設数は少なめだが、霞ヶ浦や田園風景に囲まれた環境で子育てをしたいという家庭には魅力的なエリアだ。どちらの地区に住むかによって、日々の送迎距離や選べる園・学校の選択肢が変わってくる点は、住まい探しの早い段階で押さえておきたい。
医療福祉費支給制度(マル福)|かすみがうら市の子どもの医療費
小児マル福は0歳〜18歳年度末まで、所得制限なし
かすみがうら市公式サイトによると、医療福祉費支給制度(マル福)の「小児」区分は0歳から年度末年齢18歳までの児童が対象で、所得制限はない(茨城県の補助対象確認のための所得確認は必要)。ひとり親家庭マル福と重複する場合は、小学6年生まで小児マル福が優先される。
自己負担額の目安(外来600円・入院300円・調剤薬局無料)
マル福を使った場合の自己負担額は、外来が1日600円(医療機関ごとに月2回まで)、入院が1日300円(医療機関ごとに月3,000円を限度)、調剤薬局は自己負担なしとなっている。治療用装具(コルセット等)や治療用眼鏡(小児弱視用眼鏡等)も対象に含まれる一方、健康診断や予防接種、差額ベッド代などは対象外だ。
学校でのケガはマル福を使わない
意外と見落とされがちな注意点として、登下校中や部活動中など学校(保育所を含む)の管理下でのケガについては、マル福ではなく日本スポーツ振興センターの災害給付金から全額助成される。学校を通じて申請する必要があるため、マル福を使わず健康保険のみで受診するよう市が案内している。
かすみがうら市の保育施設10か所
かすみがうら市公式サイト「保育所(園)・認定こども園・地域型保育事業」のページで公開されている情報にもとづくと、市内の保育施設は次の10か所だ。
市立保育所2施設
やまゆり保育所(五反田298-20)、わかぐり保育所(下稲吉519-2)の2か所。なお、やまゆり保育所は令和8年4月1日からの民営化が計画されている。
民間保育所4施設
のぞみ保育園(東野寺495-1)、霞ヶ浦保育園(坂4458-1)、プルミっこ保育園(稲吉南二丁目9-1)、千代田保育園(下稲吉2402-1)の4か所。
認定こども園3施設
神立幼稚園(稲吉二丁目18-8)、くりのみ自然幼稚園(宍倉6204-13)、美並未来みなみこども園(上大堤210-1)の3か所。
地域型保育(小規模保育)1施設
キッズランドなないろしもいなよし園(下稲吉2632-11)の1か所。0〜2歳児を対象とした少人数制の保育施設だ。

保育所選びで押さえておきたいこと
地区で偏る施設の数
上記10施設の住所を見ると、下稲吉・稲吉南・宍倉・東野寺・上大堤など、旧千代田地区に立地する施設が多いことがわかる。旧霞ヶ浦地区に立地するのは坂(霞ヶ浦保育園)程度で、地区によって選べる施設数に差がある。住まい探しの際は、希望する保育施設からの送迎距離もあわせて確認しておきたい。
やまゆり保育所は令和8年4月民営化予定
市立のやまゆり保育所は令和8年4月1日からの民営化が計画されている。運営主体が変わる場合、保育方針や利用条件が変更されることもあるため、入所を検討している場合は市の子育て支援課に最新情報を確認することをすすめる。
小中義務教育学校は7校
かすみがうら市公式サイト「小中義務教育学校一覧」によると、市内の学校は次の7校だ。
小学校4校
霞ヶ浦南小学校(深谷3660-1)、霞ヶ浦北小学校(下軽部1232)、下稲吉小学校(下稲吉1623-5)、下稲吉東小学校(下稲吉2286)。
中学校2校
霞ヶ浦中学校(深谷3398-2)、下稲吉中学校(下稲吉2273-2)。
千代田義務教育学校という選択肢
千代田義務教育学校(上佐谷990)は、小学校から中学校までの9年間を一貫して過ごせる義務教育学校だ。小中の環境が変わる「中1ギャップ」を避けたい家庭にとっては、選択肢の一つになり得る。
霞ヶ浦という「自然の教材」がそばにある暮らし
帆引き船・レンコン畑と季節の体験
かすみがうら市は霞ヶ浦の帆引き船やレンコン・栗の生産が盛んな土地としても知られる。霞ヶ浦沿いのエリアで暮らせば、湖や田園風景を日常的に目にしながら育つ環境が得られる。かすみがうら市歴史博物館やあゆみ祭りなど、地域の歴史や行事に触れる機会も身近にある。
自然体験と教育を結びつける地域性
都市部のような大型商業施設や習い事の選択肢の多さでは近隣の土浦市・つくば市に及ばない面はあるものの、霞ヶ浦という自然環境そのものが子どもの体験学習の場になり得る点は、かすみがうら市ならではの魅力といえるだろう。
かすみがうら市の人口・世帯構成(2026年7月時点)
かすみがうら市公式サイトによると、令和8年7月1日現在の常住人口は37,980人(男性19,327人・女性18,653人)、世帯数は16,456世帯(前月比3人減・世帯は35増)。世帯数が微増を続ける一方で総人口はゆるやかな減少傾向にあり、核家族化・単身世帯の増加が背景にあると考えられる。子育て世帯にとっては、世帯数の増加傾向がある程度の住宅需要の底堅さを示している面もある。
子育て世帯が住まいを選ぶときに考えたいこと
保育所・学校からの距離を軸に考える
ここまで見てきたとおり、かすみがうら市の保育施設・小中学校は旧千代田地区に比較的集中している。共働き世帯であれば、送迎の負担を軽くするために、希望する保育施設や学校からの距離を軸に住まいを探すのが現実的だ。
地区による住宅相場の違い
旧千代田地区は生活利便性が高い分、住宅需要も相応にある一方、旧霞ヶ浦地区は湖畔の自然環境を重視する層に選ばれる傾向がある。どちらが優れているという話ではなく、家庭の優先順位(利便性を取るか、自然環境を取るか)によって最適なエリアは変わってくる。
かすみがうら市で家を売る・持ち続けるときに知っておきたいこと
子育て世帯向けに住み替えを検討する際、今の住まいを売却するか賃貸に出すかで迷う方も多い。かすみがうら市のように市街化区域が市域のわずか一部にとどまるエリアでは、同じ市内でも立地によって売却のしやすさが大きく変わる。相続や実家じまいで空き家を抱えているケースも含め、地区ごとの需要を踏まえた査定が重要になる。
ハウスドゥ つくば研究学園都市が選ばれる理由
ハウスドゥ つくば研究学園都市は、つくば市を拠点にかすみがうら市を含む茨城県南エリアの不動産相談に対応している。トーマンが運営する買取専門店として宅地建物取引業の免許を持ち、子育て世帯の住み替えや、実家の空き家・相続不動産の売却相談にも地域密着で対応する。テレビCM等でおなじみの古田敦也さんをイメージキャラクターに起用したハウスドゥブランドの知名度と、地域の実情に詳しい店舗対応の両方を強みとしている。
よくある質問(FAQ)
Q1. かすみがうら市の子ども医療費助成(マル福)に所得制限はありますか?
A. 小児マル福(0歳〜年度末年齢18歳)には所得制限がありません。自己負担は外来1日600円(月2回まで)、入院1日300円(月3,000円限度)、調剤薬局は自己負担なしです。
Q2. かすみがうら市には保育施設がいくつありますか?
A. 市立保育所2、民間保育所4、認定こども園3、地域型保育(小規模保育)1の合計10施設です(2026年時点、市公式サイトの情報にもとづく)。
Q3. かすみがうら市の小中学校は何校ありますか?
A. 小学校4校、中学校2校、義務教育学校1校の合計7校です。
Q4. やまゆり保育所は今後どうなりますか?
A. 市立のやまゆり保育所は、令和8年4月1日からの民営化が計画されています。最新の運営状況は市の子育て支援課にご確認ください。
Q5. かすみがうら市はどの地区に保育施設が多いですか?
A. 下稲吉・稲吉南・宍倉・東野寺・上大堤など、旧千代田地区に多くの施設が立地しています。旧霞ヶ浦地区は施設数が少なめのため、通園距離を事前に確認することをおすすめします。
Q6. 学校でケガをした場合、マル福は使えますか?
A. 登下校中や部活動中など学校の管理下でのケガは、マル福ではなく日本スポーツ振興センターの災害給付金の対象です。学校を通じて申請する必要があります。
Q7. かすみがうら市の人口はどれくらいですか?
A. 令和8年7月1日現在の常住人口は37,980人、世帯数は16,456世帯です(かすみがうら市公式サイト)。
まとめ
かすみがうら市の子育て環境は、旧千代田地区と旧霞ヶ浦地区で保育施設・小中学校の数や通園・通学の距離感が異なるのが大きな特徴だ。医療福祉費支給制度(マル福)は所得制限なしで利用でき、市内には保育施設が10か所、小中義務教育学校が7校ある。霞ヶ浦という自然環境も、この市ならではの子育ての魅力といえるだろう。
かすみがうら市での子育て向けの住まい探しや、実家・空き家の売却相談など、気になることがあれば、茨城県南エリアに対応するハウスドゥ つくば研究学園都市までお気軽にご相談いただきたい。
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